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台風19号

まさまさです。

 

台風19号により対岸の長野市の千曲川堤防が決壊しました。

被害は報道の通り、甚大です。

DSC_0057c.JPG

▲2019/10/13 13:00 村山橋須坂側より 橋の右奥が今回浸水した、長野市側

私の住んでいる須坂市でも一部地域で千曲川堤防から越水により浸水した地域がありました。

幸い、私の住んでいる地区の手前で、水が止まったため住んでいる場所には被害はありません。

12日夜に勤務先から「13日朝6:00に手伝いを」との緊急呼び出しを受けて、寝ようと思っていましたが、エリアメールが千曲川の切迫した状況を伝えており、寝付けずに出勤した次第です。

そして、勤務先でTVがついていましたが、堤防が決壊し、濁流が押し寄せている映像が映されていました。

本日、2019/10/15、勤務明けで、市内の様子と買い物で使用している道路の確認をしてきた次第です。

まず、

・国道18号アップルライン上越方面 通行止め(浸水のため)

・小布施PAスマートIC付近小布施町方面 通行止め(浸水のため)

DSC_0099c.JPG

 

と、いつも食料品を買いに行く業務用スーパーへの道が利用できない状態でした。

中野市の方は無事のようですのでしばらくはそちらと朝陽のBIG、近所のイオンを利用します。

いつも行く赤沼の業務用スーパーは完全に水没している様子が映っていました。

それと、リンゴ。

今年は長野(北信)産は品薄になるかもしれません。

DSC_0003c.JPG

このようにリンゴ畑が浸水しています。

須坂市内でも木の下側が泥にやられていたり、道端に泥まみれのリンゴが転がっていました。

ちなみに2019/10/15の千曲川はこのような感じです。

DSC_0077.JPG

▲2019/10/15 千曲川村山橋を通過する列車 右側に見える対岸は浸水した地域

生活面では2019/10/15時点で、下水処理施設が、浸水のため故障しており、

長野県HPより

長野市
(古里(ふるさと)、柳原(やなぎはら)、長沼(ながぬま)、若槻(わかつき)、浅川(あさかわ)、朝陽(あさひ)、古牧(こまき)、吉田(よしだ)、大豆島(まめじま)、豊野(とよの)、若穂(わかほ)、松代(まつしろ))
○須坂市、小布施町、高山村

で、下水排水量削減を呼びかけられています。

 

各地から心強い救援も到着してます。

DSC_0073c.JPG

▲長野市穂保地区から来たであろう陸上自衛隊の車両 

泥が対岸の長野側の悲惨さを物語っている 村山橋上にて 2019/10/15撮影

DSC_0090c.JPG

▲『災害派遣』 心強い横断幕を掲げて救援を急ぐ、陸上自衛隊 

2019/10/15撮影

 

DSC_0087.JPG

▲通行止めの先へ救援へ向かう(この先には小布施PAスマートICがある) 2019/10/15撮影

DSC_0053.JPG

▲茨城県百里基地から被災状況確認のために来ていると思われる航空自衛隊機 2019/10/15撮影

▲千曲川上空に展開する航空自衛隊 

長野市側で救助活動をすべて終えた後と思われる 2019/10/15撮影

 

現状は以上のとおりです。

アップルラインの復旧にはもう少し、時間がかかりそうです。

アップルライン沿いのアピナ村山店には、『艦これアーケード』が稼働しており、たまに遊んでいたのですが……。

浸水被害にあっていなければいいのですが……。心配です。


欧州作戦報告

JUGEMテーマ:艦隊これくしょん -艦これ-

 

どーも!まさまさです!

9月30日のメンテ突入で終了した、欧州戦線の報告です。

 

欧州戦線報告書

 

・戦果報告

 

E-1g.jpg

E-1 乙で突破

 

 

E-2-2c.png

E-2 丙で突破

E-3 攻略失敗

今回のE-1は結構あっさりでした。

時間がかかったのは、E-2。

E-2-1のゲージ破壊でしばらく、沼にハマりました。

2-2に突入した時には友軍が来ました。

いやー、無いよりいいね。友軍支援。

そんなこんなで突破。

で、E-3。

まさかの時間切れ……。

というのも、当初から、今回のイベントに時間がさけるかが怪しかったのです。

なにせ、9月末に退職する人の穴埋め勤務と出張・研修で不足する穴埋め出勤があったからです(サーカスの日に早めに有給切り上げて出勤したのにも少し関係あり)。

最後の1週間は何とか確保できる見通しでしたが

 

突然の勤務交代で時間が消えました

 

いやさ、有給取るなとは言わないけどさ、公休出勤で時間外45時間越えそうだからやめてくれって上司に言われてるんだけど?

交代者見つからないからって、体調不良でもないのに自分がただ休むだけのために使わないでよ。しかも、振られた勤務、夜勤からそのまま当直だし。

それに今月、出張・研修が多いから有給控えろって上司からお達しあったのにどういうこと?

と思いながら、攻略を進めていましたが間に合いませんでした。

 

・人事異動報告書

・新規着任艦娘

E-1i.jpg

・Richelieu

E-1mikura.jpg

・御蔵

E-2-2 ho.png

・Ark Royal

E-2-2b.png

・L.d.s.D.d.Abruzzi(うーん、長い!)

以上4名

 

はい。ということで、今回、海外勢が3名、海防艦1名が新規着任です。

途中で、攻略をあきらめて、海外勢の着任者を増やす努力をしていました。

ちなみにイベント直前にあの寝台特急と同じ名前の艦娘も着任!

・『あさかぜ』 1号下関行到着いたしまーす!

全艦娘の更なる今後の活躍が期待されます!

 

・赤城改 改二へ改修

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・夜間戦闘機の運用が可能に

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ということで、赤城さんが改二への要件を満たしたのでガッツリ行きました。

なお、当鎮守府には夜間戦闘機はいません。(なぜ、戊への改装やったし)

飛龍「いや、ここでの改装判断はバカでしょ(資材:弾薬参照)」

「そんなこと言うなって。ずっと待たせてたんだから……。」

飛龍「資材は100歩譲って良いとしても、未だにケッコンカッコカリできる状況なのにやってないヘタレですよね?」

「……、それを言われると何も言えない。」

飛龍「ま、提督の納得がいくときにしっかりとしてくださいね?」

「……そうだな」

 

 

飛龍「っと、ここまでは良き報告ですね。提督」(ハイライトオフ)

「イベントのざっくりだけどうちの鎮守府の報告だね」

飛龍「ですがね、異動報告書、もう一枚ありますよね?」

「ナンノコトヤラサッパリダナ」

飛龍「しらを切っても無駄です。秘書艦にも報告書は渡されます。」

飛龍「というわけで、読み上げます。」

「うぅ……、やめてくれぇ……。結構、堪えるんだぞ……この報告書……。」

 

・人事異動報告書 

・除籍通達  

九月参拾日付ニテ、下記、艦娘ニツイテ、正式ニ除籍ヲ決定シ通知ス  

        

・望月改(九月参拾日、Uボート捜索艦隊、旗艦榛名改二ヨリ轟沈報告)

 

 以上 

 

飛龍「貴方は何柱、神様にする気ですか!」

「申し訳ない……」

飛龍「謝ったところで帰ってこないんですよ……!」

ええ、完全にミスです。

そもそも、夜勤明けの集中力を欠いているときに出撃したのもいけませんでした……。

大破進撃しているときに気づいたときには時すでに遅し。

戦果報告を見忘れたら退却を。

これを徹底していれば防げた事故です。

 

飛龍「戦闘毎の戦果報告、重要です!しっかり確認!」

 

ではでは……


【小説(艦これSS)】赤城「懐かしの峠」

※この作品は事実を元にしたふんだんに脚色したフィクションであり、「艦これ」の2次創作です。ある程度、本などを参考にはしていますが時刻等違っていたらごめんなさい。

 

目次

・プロローグ 峠の写真

・第1章 廃止への春 〜峠の日常〜

・第2章 5重連 〜峠最後の夏〜

・第3章 時来たる日 〜峠最後の日〜

・第4章 単171レ 〜2号機 不帰 ( かえらず ) の旅路〜

・第5章 362Mから3037M 〜あさま最後の峠越え〜

・終章 単9176レ最後の旅路 〜さらば碓氷峠、さらばロクサン〜

・エピローグ 時は流れて 〜峠のその後〜

・本文注釈

 

 

プロローグ 峠の写真

 

2019年某日

うららかな日差しの中、執務室で書類や仕事を進める提督。

そんな中、秘書艦の飛龍がお茶を持ってくる。

そのお茶を波穏やかな海原のような気持ちで飲んでいる。

過去の資料を読んでいた。その中に要港整備の歴史と鉄道の歴史が記されている本があった。

提督「そうか……、今年で呉や佐世保は130年……」

そんな本から数枚の写真が落ちる。

飛龍「提督、落ちましたよ……って、昔の電車の写真ですか」

提督「すまない、……ってこんな写真がなんで?」

裏面で落ちた写真には

1997年眼鏡橋ロクサンとあさま』

と達筆で書かれた文字。

提督「じいさまのか。1年経ってこんなとこから出てくるとはね」

飛龍「去年、亡くなられたおじい様が撮影した写真ですか。提督から聞いた通りで本当に上手い構図ですね。雑誌とかで掲載されていそうな写真です。」

提督「ほかにも見てみるか?2番目の引き出し開けてみ?」

おもむろに引き出しを開ける。そこには大量のアルバムがあった。

飛龍「わ!こんなに」

しみじみと写真を眺める。

提督「なつかしいなぁ。」

飛龍「あ!これもしかして!」

そこにはJRの帽子をかぶり、ぎこちなく敬礼している幼き頃の提督の写真があった。

「かわいいですね」

ふと見上げると、笑顔の赤城がいる。

提督「恥ずかしいからやめてくれ……って、いつの間に!」

赤城「ノックをしたのですが返事がなかったのでつい」

提督「それはすまんかった」

飛龍が1枚の写真を手渡してきた。

飛龍「これ、どこです?裏面にも書いてなかったので……」

提督「おお、丸山変電所跡じゃん。これ」

赤城「あら、提督、懐かしい写真ですね。」

赤城の言う写真には煉瓦造りの建物の横を白と緑の電車と青とクリーム色に塗装された機関車が急な坂を下りてくる様子が写されている。

提督「おお、赤城は知っているのか。この区間。」

赤城「ええ。知っているも何も、昔、乗務したこともありますよ。」

榛名「失礼します。あ、赤城さんに提督。何を見て……」

机に目を向ける榛名。

榛名「懐かしい写真ですね。」

提督「なに、榛名も知ってるの?」

榛名「ええ、私も赤城さんと同じく。」

提督「すげーな、おい」

バン!と勢いよくドアが開く

金剛「テートク、ティータイムね!」

提督「静かに開けなさい!金剛も来たことだし、休憩にするか」

赤城「そうですね。休憩がてら久々に懐かしいお話でもしましょうか」

 

1989年、平成が始まったこの年、東日本旅客鉄道はあることを表明した。

 

『整備新幹線開業と引き換えに在来線篠ノ井〜横川間の廃止を行う』

 

その際、篠ノ井〜軽井沢は官民合同の第三セクターによる運営が決定した。(※1)

しかし、ある区間は廃止が決定された。

 

その区間は横川から軽井沢区間。通称、横軽。

いわゆる碓氷峠である。

東の碓氷、北の板谷、西の瀬野八と言われる鉄道の難所である。

鉄道唱歌にも唄われるこの区間。

「これより音にききいたる碓氷峠のアプト式歯車つけておりのぼる仕掛は外にたぐいなし」

「くぐるトンネル二十六ともし火うすく昼くらしいずれは天地うちはれて顔ふく風の心地よさ」

―――鉄道唱歌第4集北陸編より

この区間は全列車、特別装備で補助機関車を連結して運行する。

その補助機関車がEF63形電気機関車である。この機関車が登場した際に当時、日本国有鉄道が編集したトラベルフォトニュースにはこう掲載された。

 

『碓氷峠越えに強力機関車 信越本線』

『急勾配に高性能を発揮する新鋭機関車EF63

 

第1章 廃止への春 〜峠の日常〜

 

 

時は1996年春。新鋭機関車も今では、風景の一コマになっている。

信越本線、碓氷峠廃止まであと約1年。

横川運転区。

ここにすべてのEF63が所属している。

出区の点呼を行う赤城。

横川運転区区長「最近、沿線に人が多いから気を付けて。」

赤城「はい。わかりました。それでは行ってきます!」

区長「安全第一で!行ってらっしゃい!」

入換信号に従って、横川運転区を出区。

桜の季節になり、小諸など花見へ向かう乗客を満載した特急が横川駅にやってくる。

国鉄時代から変わらない紺色のナッパ服を纏って赤城がEF63に乗っている。唯一変化したものと言えば帽子の動輪マークからJRロゴに変わったことだろうか。

赤城「さーて、今日のあさまは……、満員ね!」

時刻表には『現車、9輛、換算42.0車』の記載がある。

特急あさま

当時、上野から信越方面をつなぐ特急として活躍していた。クリーム色に赤帯の国鉄色と白地に緑帯のあさま色があった。

そのほかにも特急そよかぜ、急行能登、特急白山、普通列車、過去には長野電鉄直通急行志賀、急行信州、特急白鳥など様々な列車がここをEF63の導きで通過した。

 

横川駅3番線に特急あさまが入線する。停車するとすぐにドアが開き、構内に「かまーめーし、かまーめーし」の声が響く。

乗客は一斉に釜飯を買いに出ていく。そんな情景が日常だった。

そんな日常を横目に、機関車の入換、増結が始まる。

赤城「識別点灯、入換進行!進路4番!」

喚呼をし、汽笛を鳴らす。

ピィーー

カタッ

カタッ

機関車のマスコンハンドルを引いていく。

ガコン

振動とともにEF632両が動き出す(※2)

ある程度加速をしたところでノッチオフ。

ブレーキの操作に入る。

一旦停止の標識でいったん止まる。

すると黄色のヘルメットを付けた係員が赤旗と緑旗の持つ部分を合わせる。

夕張「連結!」

赤城はその合図を確認し、再びブレーキを緩めて、機関車を進める。

緑旗を横に振り、誘導をする夕張。

10m手前で一旦停止。汽笛を鳴らしてさらにあさまに近づける。

再度、3m手前で一旦停止。

明石「よっこいしょっと。」

連結器を並連から密連に切り替える(※3)。

さらに機関車を近づける。

そして、静かにあさまの後ろに連結された。

ここからは時間との勝負。

停車時間はわずか3分。

その間にやることは多い。

明石はさっと身軽に連結器を乗り越え、反対側の配線があるジャンパ連結器を手早く繋いでいく。

 

同じころ機関車では呼び出しのブザーが鳴る。

『―・・―  ―・・―』

赤城「お疲れ様ですー。お願いします!」

吹雪「おねがいしますー。制動試験、ブレーキ緩解」

赤城「はい、緩解」

圧力計の針を見ながら、自動ブレーキ弁(※4)のブレーキハンドルを操作する。

針は正常に動いている。コンプレッサーが止まる。

吹雪「はい、込まったら制動お願いします。」

赤城「はい、込まったら制動。」

今度はブレーキをかけていく。針が上がっているのを確認する。

すぐに赤城はスイッチ関係とあるものを確認。

赤城「ATS正常、協調点灯確認。」

協調。

この区間、独特の運転だ。

機関車からすべて加速減速を行う。つまりこの区間は1番後ろの赤城が運転士になる。

では、前方のあさま運転士は何をしているかというと、前方の確認、信号の確認、そして万が一のときに非常ブレーキを扱う の3つである。

続いて赤城がノッチを1つ入れる。

赤城「動作よし。」

電車3ユニットのモーターが動作していることを確認する。

汽笛を鳴らす。

赤城「漏れなしです。」

吹雪「漏れなし了解。では緩解願います。」

赤城「はい緩解。」

シャー。

エアーが出る音が響く。

再度、針を見ながら確かめる。これが出発前に異常を感じる最後の機会だ。

プルルルルルルル……

駅構内に発車ベルが鳴り響く。

磯波「特急あさま長野行き、ドア閉まります!」

車掌がドアを扱う。

磯波「閉扉よし!」

ドアが閉まったのを確認すると赤旗を絞り高らかと頭上に上げた。出発合図だ。

吹雪「よし……、制動試験完了。制動軸数100%、4番出発進行!」

赤城「制動軸数100%、4番出発進行!」

ピィィィィーーーーーー

汽笛が妙義の山間にこだまする。

いよいよ、山登り11.2キロが始まる。

吹雪「発車!出発進行。お願いします!」

赤城「発車ァー!出発進行。はい、お願いします!」

ノッチを入れるとゆっくり動き出す。同時にブロアー(※5)の起動が始まる。

ブォォォォーーーンーーー

赤城「定時、電流よし!」

カタカタカタカタカチッ……

バーニア制御により抵抗が徐々に進段とともに抜かれていく。

赤城「ATS白色点灯、下りヨシ、協調ヨシ、動作よし!」

釜飯売り「ありがとうございましたー」

発車する列車に売り子がお辞儀をする。

ここではこれが日常だ。

列車はどんどん加速していく。

赤城「磯波ちゃん、お疲れー!行ってきます!」

磯波「赤城さん、いってらっしゃーい!」

赤城が窓から手を上げる。

それに応える磯波。

速度計はホーム端で32km/hを指している。

横川駅の近くで満開に咲き誇る桜を横目にいよいよ25 ( パーミル ) から始まる、最急勾配66.7‰へと挑んでいく。

モーターが唸りながらさらに加速していく。

中仙道の踏切を通過。ここまでですべてのノッチを投入し終えてさらに加速していく。

吹雪「第一閉塞(※6無閉塞運転禁止)進行!お願いします!」

赤城「第一閉塞進行、よろしくお願いしますー!」

霧積川を横手に見ながらまだ、真新しい高架橋である上信越自動車道の下を通過する。

赤城「今日もいっぱい来てるわねぇ……」

沿線に構えるカメラマンの数に感心しつつ、計器を確認。

すると間もなく、煉瓦造りの廃屋が見えてきた。

旧丸山変電所だ。

このあたりから勾配がきつくなり始める。60km/h近く出ていた速度も一気に落ち始め、機関車も唸っているのが聞こえてくる。急勾配区間に入り始めたのだ。

赤城「電流480A、架線電圧1450V、速度42km/hっと……」

サクッと業務日誌に記入を済ませる。

助手側には釜飯が風呂敷に包まれて置かれている。いつも軽井沢で食べてから峠を降りてくるのが彼女の乗務スタイル。

釜飯が空にならなかった日は機関車故障など、異常があった時だ。

このため、一部の整備士では空釜の女神と呼ばれていた。

短いトンネルを一つ。

そして、長いトンネルに入った。

グオォォォ――

EF63はなおも唸りをあげて、登っていく。

暗闇に計器灯の薄明かりの中、EB装置(※10)の警告音が鳴ると同時にリセットスイッチを押す作業を繰り返す。

急に外が明るくなる。

碓氷川橋梁だ。

アプト線時代の煉瓦造りの橋と碓氷湖を見ながら新緑の中を列車が通過していく。

赤城「うん、今日も良い天気ね。終わったら碓氷湖でも行こうかしら。」

すぐにまたトンネルに入る。

また暗闇をしばらく進む。

吹雪「場内中継進行!」

赤城「中継進行。」

いよいよ中間地点の熊ノ平信号場だ。

吹雪「熊ノ平通過」

赤城「熊ノ平通過」

時刻表を確認する。

吹雪「熊ノ平場内進行!」

赤城「場内進行!」

ピィッ

汽笛がトンネル内に響き渡る。

トンネルの照明が1つだけ縦になっている場所を通過した。

赤城「シリスパラー(直並列段)」

ノッチを1つ落とす。

まだ、勾配の途中だけあって一気に速度が落ちる。

吹雪「出発中継進行!」

赤城「中継進行。」

吹雪「出発進行!」

赤城「出発進行!」

ピィッ

再度、汽笛を鳴らす。

赤城「パラー(並列段)」

ノッチを再び全投入する。

再び列車が加速しだす。

外が明るくなる。

唯一の平坦部の熊ノ平信号場だ。

駅時代のホーム跡を見ながらさらに加速していく。

ここの構内の隅には昭和25年に発生した土砂災害の慰霊碑と母子像が置かれている。その脇にはひっそりとJR一ノ宮『熊ノ平神社』も。

今日も峠の女神はロクサンと通過する列車の安全を熊ノ平信号場で見守っている。

変電所を横目に見ながら再びトンネルに飛び込む。

ここから再び速度が落ち始めた。下り線で一番勾配がきつい区間に入ったのだ。

再び、赤城が計器を確かめる。少し平地より電圧が高めになるが正常の範囲にあることを確認した。

いくつのトンネルを越えたであろうか。

吹雪「中継進行」

赤城「中継進行」

吹雪「第一閉塞進行(無閉塞運転禁止)」

赤城「第一閉塞進行」

吹雪「軽井沢停車、4番着です」

赤城「はい、軽井沢停車、4番」

再び、赤城は時刻表を確認する。

赤城「いよいよね……」

再び熊ノ平の手前にあったものと同じ照明が通過した。

それを確認すると、赤城はノッチの段数を下げていく。

吹雪「場内中継制限」

赤城「中継制限」

列車の速度が落ちる。

吹雪「4番場内注意!お世話になりましたー」

赤城「4番場内注意!どーもお世話になりました!」

ピィッ

お礼の汽笛を鳴らす赤城。

トンネルを抜け外が明るくなる。

横には冬場、スキー場になるゲレンデの草原が広がっている。

信州軽井沢だ。

窓から入る高原の風はさわやかで少し冷たい。

進行方向を確認して、ノッチオフしてブレーキをかける準備をする。

ブレーキばかりは、何時になっても難しい。

その日の天候、機関車の癖、乗車率、列車の種別などによって変わってくるからだ。

そして一番の要因はカンでかけるのでその日の自分の心身の調子である。

赤城の目つきが変わる。

全神経を集中して、自動ブレーキ弁を操作する。

全身で減速する感覚をつかみブレーキを加減していく。

そして列車は停止目標に振動もなくピタリと停車した。

赤城「ふぅ……」

一息つく。

赤城「毎度、緊張するのよねー」

停車をすると待機していた係員が急いでジャンパ連結器を外す。

係員の合図で少しだけバックをかけた後、連結テコを上げて解結の合図を出す。

ピィッ

赤城「前」

あさまからEF63が離れる。これで山登りの案内はおしまいだ。

入換信号に従って、機待ち線に入る。

特急あさまも無事に出発していった。

ちょうど助手側に置いておいた釜飯も暖まったようだ。

意気揚々と釜飯をほおばる。

その顔には、一仕事を終えたという、満面の笑みであふれていた。

 

 

 

赤城「いやぁー、あの1度押し上げる度の釜飯がおいしかったなぁー」

榛名「あぁ、それで横川運転区で空釜の女神って呼ばれてたんですね」

金剛「なんかスゴイデース」

提督「金剛も大概だけどな」

金剛「テートク、何を言ってるデース」

榛名「そうですよ。普通の量しか食べてないじゃないですか」

提督「誰が食い物って言った。その紅茶の量だ。紅茶!」

そこにはすでにティーパックが山のように置かれていた。

おそらく、100はあるだろう。

提督「ところで榛名は赤城と一緒だったって言ってたな」

榛名「はい少し時は進みますけど……」

 

 

 

 

 

第2章 5重連 〜峠最後の夏〜

 

 

長野冬季五輪を翌年に控えた1997年夏。

山の木々は青々と茂り、蝉は鳴き盛り、学生たちは夏休み。海へ、山へ、各地のレジャー施設へと今日も列車が行く。

もちろん、ここ碓氷峠も例外ではなく、特急街道である信越本線の要として多くの列車を通過させていた。

加えて、発表されていた廃止日まで2ヶ月しかないこともあり、多くの団体臨時列車が運転。一般向けの臨時列車も走っていた。

中には非冷房の旧型客車が通過した日も。

 

北陸新幹線長野までの先行開業。

いわゆる長野新幹線だ。

その日付は10月1日。

つまり、ここ碓氷峠は9月30日までだ。

 

すでに新幹線軽井沢駅が出来上がっている。各種設備の試運転列車や最後の開業前の総合監査、乗務員訓練が行われている。

その真横をあと僅かな使命を全うすべく、今日もEF63の導きで列車が峠を下りていく。

 

が、この日は少し様子が違った。

酷使をしたせいだろうか、この日一つのペアを組んでいたEF63が車両故障を起こしていた。

軽井沢駅乗務員控室。

「榛名さん」

榛名「はい、何でしょう」

「機関車が故障したからそのペアと一緒に、団臨で峠を下りてくれ」

榛名「ということは4+1の機関車で峠を下りるんですか?」

「そのとおりだ。ロクニイ(※7)の前に故障のロクサン、その前に榛名の乗るロクサンをつける」

 

車両故障を起こしていたのを聞きつけたマニアが沿線に沢山集まっていた。

それもそのはず。

めったにない機関車5両と客車による峠越えだ。

通常、多くても機関車4両だ。

こんなことはめったにない。

これは運転側も同じ。いつもよりも後ろから押してくる力が強まるのが容易に想像できる。

榛名「わかりました」

 

ここに峠の機関士と整備士にとって長い時間が始まった。

 

榛名「ロクニイの運転手さん、こちらはロクサンです」

隼鷹「お!その声は榛名だな!」

榛名「隼鷹さん!今日は、これで上がりですか?」

隼鷹「いや、まだあさまに乗務するよ。はい、制動試験、緩解」

榛名「じゃあ、また登るんですね。制動試験、緩解。」

シャー

ブレーキの音の中に、無線の声が聞こえてくる。

隼鷹「おうよ。次は空釜の女神かなー。それともおっかない加賀さんかなー」

その声は楽しみに満ちていた。もう、 鉄道員 ( ぽっぽや ) としては長いはずなのだが、まるで初めて機関車を運転する新人のようだ。

榛名「加賀さんの無線、少し迫力ありますもんね」

少し笑いながら隼鷹と会話する。

たわいもない会話をしながら制動試験を進めていく。

 

一方、横川運転区。

 

明石「ピット線空けて!来たらすぐに入れられるようにするよ!」

夕張「わっかりましたー!」

急いで故障機関車を受け入れる準備を進めていた。

明石「多分、症状聞いてる限り、すぐに直ると思うんだけどなぁー」

夕張「でも、発電が立ち上がらなかったってのは気になりますね」

明石「そこは降りてくるときにわかるでしょ。継電器が原因なら運転継続できるし、本体がおじゃんなら降りてこれないはず」

夕張「確かにそうですね……」

 

再び軽井沢駅

榛名「はい、制動試験完了!制動軸数100%!」

隼鷹「はい!試験完了、制動軸数100%!」

榛名「過速度検知装置(※8)、入投入。客車列車、『高』!」

榛名「1番、出発進行!」

隼鷹「1番、出発進行!」

ピィィィィィ――――――――!

長い汽笛を鳴らしてゆっくりと動き出した。

初期のころの茶色に塗装を塗り替えられたEF6325号機が先頭だ。後ろに青色とクリーム色の標準色であるEF63を3両、そして同じ塗装のEF62型電気機関車を1両、その後ろに白と赤色の塗装をまとった、『スーパーエクスプレスレインボー』を連結して峠越えを始める。

ブロアーが大きく唸りをあげる。ここからが真の峠越えだ。

榛名「ATS白色点灯、上りヨシ、協調ヨシ、動作ヨシ、高ヨシ!バーニア600、シリスまで願います!」

隼鷹「バーニア600、シリス了解!」

ノッチを1つずつ確実に投入していき、速度を上げていく。

速度が34km/hまで上がるとノッチオフにした。

榛名「ノッチオフ願います」

隼鷹「ノッチオフ!」

カチッカチッ

マスコンハンドルがそれ以上奥に行かないことを確かめる。

逆転ハンドルを前進位置からさらに押し込み、発電に切り替えた。

榛名「逆転ハンドル、発電位置ヨシ!」

これで、この機関車全体は大きな発電機になった。

この発電機の抵抗を利用してブレーキをかけるのが発電ブレーキだ。

榛名「第一閉塞(無閉塞運転禁止)進行!」

隼鷹「第一閉塞進行!今日もいい声だぁ」

榛名は計器に集中していた。

なぜなら引き返した原因が発電ブレーキが立ち上がらなかったからだ。

これでダメなら、また引き返すことになる。

いよいよ、最初のトンネルだ。

榛名「B2段願います!」

隼鷹「B2段、了解!」

カッチンカッチン

 

発電ブレーキの感覚を確かめながら、順にノッチをB5段まで上げていく。

同時にブレーキ弁を操作して、抑圧ブレーキを立ち上げる。

勾配標が66.7と書かれているのを確認。いよいよ66.7‰に突入した。ここからが峠越えの神髄であり一番の難所である。

すると間もなく、電流計が250Aを示す。

そして、

榛名「発電表示灯点灯!発電立ち上がり確認!」

隼鷹「はぁー、こっちも発電表示点灯確認!オッケーだね!」

二人はホッとした。

あとはこのまま、無事に横川まで降りるだけ。

これが点灯するまではブレーキのないジェットコースターに乗っている感覚でヒヤヒヤするとある機関士は言っていたがその通りだと榛名は思った。

前照灯がトンネルの闇を照らす。

唸りと高熱を放ちながらロクサンは下っていく。

いくつものトンネルを越えて中継信号機(※9)が見えてきた。

榛名「第二中継進行!次は熊ノ平、通過!」

隼鷹「第二中継進行!次、熊ノ平、通過!」

榛名「第一中継進行!」

隼鷹「第一中継進行!」

場内信号機が青色で灯されている。

榛名「場内進行!」

隼鷹「場内進行!」

ピィィーーー!

汽笛をいつもより長めに鳴らす。

視界が開けた。熊ノ平信号場だ。

噂を聞きつけたカメラマンがいっぱい居る。

最近は多くなっていたが今日はさらに一段と多い。

一斉にレンズを向けてシャッターを切っている。

そんな中をロクサンとロクニイは唸りと灼熱を放ちながら通過していく。

夏の暑さに加えて、主抵抗器から放熱されるこの熱だ。周囲に陽炎が現れている。

汗もポタポタと滴る。

そんな汗をタオルで拭いながらさらに峠を下りていく。

カーブの先に中継信号機が見える。

縦一列。進行だ。

榛名「出発中継進行!」

隼鷹「出発中継進行!」

ノッチを少し落とすと後ろが勾配に残っているので、大きな力で押してくるのがすぐにわかる。

榛名「出発進行!」

隼鷹「出発進行!」

窓を開けて後部を榛名が確認する。

隼鷹がそろそろ確認するころだろうといわんばかりに親指を突き立てる。

榛名「後方、ヨシ!」

再度、トンネルに突入し、発電ブレーキを立ち上げる。

正常に機能していることを確認して降りていく。

トンネルを抜けるとコンクリートで作られた新線の橋梁とアプト時代の煉瓦造りの橋が見える。

そして、最後の1号トンネルに入る。

EB装置の警告音を聞いてはリセット操作を繰り返しながら降りていく。

緑が見えてきた。

いよいよ出口だ。

 

ピィィーーーーー!

 

暗闇からの開放感を味わうように汽笛を長めに榛名が鳴らす。

隼鷹「いいねぇー。やっぱりロクサンはこの汽笛だよねぇー!」

左手に丸山変電所跡の煉瓦造りの廃屋が見えてくる。

進行方向に裏妙義の黒い山肌が目に見えてくる。その様子はまるで大きな壁といったところか。

榛名「第一閉塞進行!次は横川!1番着!」

隼鷹「第一閉塞進行!はい!横川!1番!あんがとー!」

榛名「こちらこそ!」

お礼の汽笛を鳴らす榛名。

66.7‰の勾配標識の横を通過していく。ここからは勾配が緩くなるので、ノッチを戻し始める。

過速度検知装置を切る。

66.7‰を越え、25‰の緩やかな下りに変わる。

裏妙義を目前に見ながら列車は速度を上げて降りていく。

踏切を越えると、赤と黄色が並んだ信号機が出てくる。

横川駅場内信号機だ。

榛名「横川1番場内、注意!制限45!」

隼鷹「横川1番場内、注意!45!」

ブレーキ弁をキックオフ(※11)し、横川駅のホームに入っていく。

徐々にブレーキを操作して速度を落としていく。

ジリリリリリリ……

ロングATS地上子を踏んだ。

すぐに確認ボタンを榛名が押す。

ベルからチャイムに切り替わる。

キンコンキンコンキンコンキンコン……

徐々に減圧をして、スーッと振動もなく横川駅に着いた。

榛名「横川ちゃーく!」

直ちにノッチオフを行い、逆転ハンドルを発電から前進に切り替える。

チャイムを切り、ATS電源を落とす。

その間に連結部では急いで切り離しが行われていた。

係の合図で少し前に出る。切り離しもしっかりできた。

そして、入換信号機を確認して、機待線に引き上げる。

運転区への入庫を待っているとその横をEF62の臨時列車が通過していく。

運転士の隼鷹がニコニコしながら、手を振っていく!

榛名はこれからの彼女の乗務の無事を祈りながら大きく手を振って応えた。

 

 

 

提督「ほぇー、確かにすげぇや」

赤城「おかげでしばらく伝説の5両を降ろした女って言われてましたね」

金剛「スゴイデース!」

 

提督「そういえば最後の3037M列車は誰が押し上げたの?」

赤城「それはですね……」

ガチャ

加賀「私よ。提督」

提督「マジかよ」

赤城「最後、大泣きしてたんですから」

赤城が必死に笑いを堪えているのがわかる。

加賀「赤城さん、その話は」

提督「聞いてみたい!」

榛名「私も聞いてみたいです」

コンコン

磯波・吹雪・綾波・由良「失礼します。遠征から帰投しました。」

磯波「何やら盛り上がっていたみたいですけど」

提督「おお、ちょうど碓氷峠の話をだ」

吹雪「懐かしいですね!3037M、3分延!横川、4番出発進行!」

提督「ふぇ!?」

吹雪「えへへ、実は、最終のあさまに乗ったのは私なんです!」

提督「マジか」

磯波「懐かしいですね。下り最後の出発合図を出したのは私です!」

赤城「そうそう、花束は明石さんと夕張さんと磯波ちゃんが渡して」

加賀「そして、非番の由良と綾波があさまに乗っていた」

由良「提督さん、最後の特急券ですよ」

そこには

上野→長野

9月30日 2100発 2358

あさま37号

の印字が。

そして手書きで

9/30 3037M上野車掌 

の文字と『大淀』の印鑑が押されていた。

ガチャ

大淀「書類をお持ちしました」

提督「ありがとう。ねぇ、大淀さん、最終あさまの車掌だったの?」

大淀「あら、懐かしい。由良さん、まだ持っていたんですね!」

由良「ええ、最終列車ですから」

 

赤城「さてどこから話しましょうか……」

 

 

 

 

 

 

 

第3章 時来たる日 〜峠最後の日〜

 

 

 

 

「吾妻はやとし 日本 ( やまとたけ  )    嘆き給いし碓氷山 穿つ隧道二十六 夢にもこゆる汽車の道 みち一筋に学びなば 昔の人にや劣るべき 古来山河の秀でたる 国は偉人のある習い」

―――『信濃の国』6番より

 

1997年9月30日

 

長野県県歌『信濃の国』にもうたわれる碓氷峠、横川軽井沢間。

100年以上の歴史を見てきたレールに別れを告げる日がやってきた。

今日もロクサンの案内を受け、峠を登り、降りていく列車たち。

線路わきに猿の親子が鉄路をじっと見つめている。

線路わきにススキが生え、丸山変電所跡地に秋桜が咲き乱れ、季節が秋であることを告げている。天気は晴れ。どこまでも透き通った青。素晴らしい秋晴れだ。

そんな光景も今日が最後だ。明日からは新幹線がトンネルを駆けぬけ、あっという間に群馬県と長野県を結ぶ。

 

信越本線横川駅

 

朝から大勢のファンと報道陣であふれていた。すべての列車が都心のラッシュ時間のように満員になっている。

赤城「ありゃー、これじゃ、積み残し出ますね」

磯波「今日は横川にとって長い長い1日になりそうですよ」

それだけ、この区間に別れを告げるために大勢の人が来ているのだ。

ついこの間、秋雨の中行われたさよならイベントの人出とはわけが違う。

運転区のテレビでは横川駅から中継しているズームイン朝!が流れている。

リポーター「私はこれから、長野駅まで行ってきます!明日の朝、テレビ信州のアナウンサーと一緒に新幹線開業のリポートの仕事となっております!」

発車ベルが鳴る。

リポーター「……私、スタッフから横川の釜飯を貰いましたが箸を貰うのを忘れました!箸がありません!」

休憩中の数人が笑っている。どうやら、本当にスタッフが箸を渡し忘れたらしい。

無情にもベルが鳴り終わりそのままドアが閉まり、峠を115系がEF63に押されて登って行った。

「あーぁ、可哀想に」

笑いながら運転区の窓からそのリポーターが乗った列車をのぞき込む乗務員。

横川駅1番線に設置された寄せ書きには多くの感謝の言葉、ねぎらいの言葉、そして別れの言葉が書かれていた。

改札中に一人の白髪に角をちょこんと生やした小さな女の子が来た。

「どうした?お嬢ちゃん」

「オネエチャンガイナイノ」

少し泣きそうな様子を彼女はしていた。

あらかた、連れの者とはぐれたのであろうと察する駅員。

「あぁ、なるほどねぇー。事務室でまってくか?」

「……ウン」

事務室にきれいに磨かれ、一部の蓋にメッセージが書かれて置いてある釜飯をじっと見つめる少女。

駅員がお菓子を持ってきた。

「コレナニ?」

少女が駅員に不思議な顔をして尋ねる。

「これかい?釜飯っていうんだ。碓氷峠を越えるには欠かせないものさ」

「ロクサントオナジ」

おぉと感心する駅員。マニア以外にはロクサンと言ってもピンと来ないからである。

たいていのお客さんには補助機関車と説明するからだ。

「おお、そうだ。ロクサンと同じ。峠の友さ」

1人の駅員があることを思いついて提案した。

「なぁ、今夜の最後のロクサンに乗っける釜飯に書いてもらわんか?」

なるほどと感心する駅員。いいファンサービスになるだろうと思い、提案を受け入れた。

「いいね。書いてもらうか。ファンの代表としてな」

「メッセージカイテモイイノ?」

「おうよ」

 

駅員の怒号が飛ぶ。『危ないから下がれ』と繰り返し叫んでいる。

釜飯の売り子にも殺到。

1列車着くたびに瞬殺で売れていく。

こんな状態が夜遅くまで続いた。

 

特急あさまの車内の電光掲示板にはこんな表示が。

L特急「あさま号」をご利用いただき誠にありがとうございました。今後とも新幹線「あさま号」のご利用をお願い申し上げます。』

 

 

 

第4章 単171レ 〜2号機 不帰 ( かえらず ) の旅路〜

 

 

横川運転区

那智「―――以上で変則行路、単171レの点呼を終わります。」

区長「はいよー、相変わらず固いなぁー」

そういいながら、コップからお茶を飲む区長。

那智「お言葉ですが、区長がのんきすぎるのかと」

区長が那智にポンと肩に手をかける。

区長「ま、たまには力抜けや。今日はご覧のとおり超満員。こういう見えないところで、ゆっくりするのも大事だぞぉー」

運転区から外を見ると横川駅構内と沿線にたくさんの人の山ができている。

那智「……はい」

機関士A「それにしても、なっちゃんが2号機の最後の運転士ですか。また、区長も大役任せましたね」

区長「なーに、乙松さんが育て上げた機関士だ」

機関士B「あの乙松さんが?」

区長「そうだ。今じゃ北海道の駅長だけど、昔は腕のいい機関士さ。そんな 鉄道員 ( ぽっぽや ) が師匠だったんだもの。間違いなく2号機の最期を飾る大役にふさわしい!」

機関士A「そんじゃ、なっちゃん!先導、お願いします!」

那智「任せてくれ!」

機関士B「やっぱ乙松さんの育てた人だわ。うん、わかる」

外に出ると近くの山の山頂からも写真を撮っている人がいる。

その場所を誰が始めに呼んだかは定かではないがこう呼ばれていた。

―――ざんげ岩と。

 


【拡散希望】売ります!国道254号アクセス良好!

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どーも!まさまさです!

というわけで、本気でいらない土地を売ります!

広さ:159.43平方メートル(48.22坪)

八高線群馬藤岡駅より徒歩約30分

地目:宅地

土地権利:所有権

建蔽率:40%

容積率:80%

都市計画:市街化区域

用途地域:第一種低層住居専用地域

区画整理:無 計画道路:無

地形:平坦

備考:引き渡し日応相談。現状建物有。更地で引き渡せます。

上下水道引き込み済。都市ガスあり。

学区は藤岡市立第一小学校、藤岡市立東中学校になります。

売却が決まり次第、建物解体になります。

お値段にゃんと!

 

解体費込550万!

※建物ごと引き渡してほしい場合の価格は応相談

 

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リクシル不動産ショップ高崎問屋町店に仲介を依頼しておりますのでお問い合わせください!

リクシル不動産ショップ トウショウレックス株式会社様

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お問い合わせ、お待ちいたしております!

 


北越急行とグリーンスリーブス(ETR線:旧北陸本線)

JUGEMテーマ:旅行

 

どーも!まさまさです!

艦これサーカスの余韻を残しつつ、仕事に向かった8月5日でしたが、翌8月6日の明け番で同期に連れられて、北越急行線に行ってきました。

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この時期は青い田んぼが良い写真のアクセントになります。

ただ、少し残念なのが北陸新幹線開通と引き換えに、高速進行と特急はくたかが見れなくなったこと。

やはり、この高規格路線には681系のような長大編成が似合うのです……。

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高規格路線を高性能の短編成が行き交います。

高性能といいますのもここで使用しているHK100、この車両は681系はくたかから逃げ切れるように最高速度110Km/hで製造されています(電車でGOシリーズをやったことがある方はなんとなくイメージがつくはず……)。

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そして、この北越急行にはトンネルの中に信号場があったり、駅(美佐島駅)があったりします。

赤倉・薬師峠・儀明信号場、この3つがトンネル内ですれ違いするための信号場なのですが、現在は儀明しか使用されていないようです。(後述の超快速が儀明信号場で普通列車とすれ違いました)

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くびき駅で列車を待つ間、十日町方面が。

単行の1両編成。

少しして2両の直江津行きが来ましたので乗車。

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直江津!

がここでSDカードの残りが少ないことに気づく……。

コンビニを彷徨った末にやっとこ見つけたmicroSDをアダプターを使って、残枚数を確保。

(直江津駅前、コンビニすくねぇ……)

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そして、今回のメイン!

超快速!

超!快!速!

響が良いですね!

超快速。

ここ北越急行だけの種別です。

確か、特急はくたかの代わりにつくられた種別だったと思います。

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ちなみに列車名は『スノーラビット』です。

あれ?ラビット?

またうさぎか!

この数日はうさぎさんに縁がありますね……。

しかも、こいつは雪うさぎだし……。

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英語名はこの略からするとCyo-Rapidでしょうか。

駅弁を買って乗車!

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直江津、名物かにずし

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うめぇ!かに、旨し!海に感謝!

超快速に乗った感想としては、速い!

さすがHK100の性能を生かした種別。

加速性能はもちろん、途中、十日町のみの停車とあってさらに速く感じます。

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終着、越後湯沢。

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駅中だけでも十分楽しめる。

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日本酒好きにはたまらん場所も!

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ここであるものを購入。

くびき駅までの間で食べるとしましょう。

それと駅弁フィギュアガチャが!(1回500円)

全種類揃えました!(さよなら5000円(´;ω;`)おぎのやが最後まで出なかった……)

ねんどろいど赤城さんのお供にいかがですか!(多分、JR東日本線の大きな駅の売店とかにあると思います)

そんなこんなであっという間の1時間。

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これで、六日町まで戻ります。

六日町で北越急行に乗り換え!

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いただきます!爆弾おにぎり!

後ろの500mlのペットボトルと比較してもわかりますがデカいです。

赤城さんも満足な量!

味噌汁と漬物もサービスでついてくるから塩で十分!

もちろん、少しお金を出せば中に入れる具を選ぶこともできます。

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私はお米を味わうためにあえて塩にぎりにしました。

さて、くびき駅に戻った後は少しお願いをしてある場所へ。

途中、同期がしていたスタンプラリーをこなしてから向かいました。

 

 

えちごときめき鉄道(旧北陸本線)青海駅です。

コミケの方じゃないよ!新潟県だよ!

この接近放送が聞きたいがために行ってきました。

哀愁漂う曲調を選ぶところが好き。欲を言えば旧音源の方がもっと哀愁があって好きです。

ちなみに旧音源は明峰駅にまだあるようですが……。

いつ、更新されるか撤去されるか……。

あいの風とやま鉄道(こちらも旧北陸本線)のJRの時の接近放送は無くなっているような話も……。

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もともとは有人駅だったようですが2019年3月で無人になってました。

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ブレブレ・ピンボケの1枚……。

ホームで撮ったのがこれしかないので勘弁を……。

で、この後、大糸線沿いに同期が車を走らせて帰るのですが……。

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途中、糸魚川と

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頸城大野に立ち寄りました。

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駅にはこんなポスターも……。

地方交通線がいかに厳しい状況なのかがわかります……。(ぶっちゃけうちの会社も他人事じゃない……)

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乗車していたお客様は1人……。

それではあのようなポスターになる訳です……。

もっとも通学時間になれば、もう少し増えるのでしょうが……。

さて、今回の旅ですが、乗車した区間はすべて『えちごツーデーパス』で乗車しました。

これ、すごいのが越後湯沢〜新潟の新幹線乗車料金も含んで2960円ってところ。

新幹線や特急に乗るときは特急券を別に購入する必要がありますが、それでもかなりの破格設定だと思います。

今の時期は夏休みだからでしょうか?平日でも有効の券が買えましたが、他は2019年10月27日までの金・土・日・祝日のみ有効のようです。

発売期間も2019年9月30日までだそうです。

有効期間は2日間。

詳しくは『えちごツーデーパス』で検索してみてください。おそらく、JR東日本のおとくなきっぷのページで出てくると思います。

 

ということでサーカス帰りでいきなり北越急行にらt……もとい連れていかれたお話でした。

サーカスの方は無事に千秋楽を迎えることができて何よりです。

本当に楽しかったのでまた観たいなぁと思った次第です。

ではで

瑞鶴「てーとくさん」

「?」

瑞鶴「飛龍さんから伝言『艦載機全機発艦!目標、お土産を艦娘に買ってこない提督!』」

「え」

ブーン

「わ!」

飛龍「第二次攻撃の要を認めます!急いで!」

「ごめんなさい。ごめんってば!」

瑞鶴「飛龍さんから話は聞いてます。今回は飛龍さんの味方ですっ!」

飛龍「あ、佐世保、行かれるようでしたら、最低でも片道はキングオブ深夜バスの刑ですので」

蒼龍「そこんとこヨロシク!」

「え……、あのキングオブ深夜バス……『はかた号』!?」

飛龍「あとは提督の日程と予算次第になりますので、早めに予定を教えてね♡」

「嫌じゃ、嫌なのじゃ!あのS氏とO氏が見た地獄は味わいとうないのじゃ!」

ということで、佐世保イベント、どうなりますかね……。

『例の館と敷地』がさっさと売れればいいのですが……。

ではでは、この辺で!

飛龍「まちなさーい!」

「ごめんってばー!」


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